国民宿舎 桂浜荘について
この章は、テレビのローカルニュースや、地元紙を元に抜粋して投稿しています。
国民宿舎 桂浜荘は1964年に高知市が開業し、その後1995年に鉄筋コンクリート地下1階、地上5階(全30室、宿泊者最大122人)として、約19億円かけてリニューアルオープンし現在に至っています。
運営は長らく高知市の外郭団体でしたが、2012年に市から切り離され一般財団法人に移行しています。同年より民間から指定管理業者を募集し現在に至っているとのことです。
直近の契約は、2020年4月から2025年3月の5年間となっているとか。ですので、契約更新からまだ1年しか経ってないですね。
好立地ともあって黒字経営が続いていたようですが、老朽化や和室(4人部屋~)などが多く近年の少人数の旅行形態に合致せず宿泊者数は右肩下がりとなっていたとのことです。
そこにきて、ダメ出しのコロナ禍!
高知市は休業要請などもあり19年度に3,500万円の納付金の内1,128万円を免除し、かつ、20年度は運営支援金6,432万円を支出したようです。
これは、市が民間宿泊業者を支援した金額の上限2,500万円を超えることから市議会で「公平性に欠く」との理由で追及されていたようです。
高知市と指定管理業者のそれぞれの言い分
大筋は間違っていないと思うので土佐弁で…
…と、言うことで、2021年9月末日で一旦白紙にして休館するのでヨロシクね!
休館後の再開については老朽化した同館を次の指定管理業者負担にするか?市が負担するか?については未定とのこと。
県内の他の施設(宿毛リゾート椰子の湯(旧:国民宿舎椰子))で成功している事例もあり、資金力のある事業者に委託したい考えもあるようです。
直近では、いの町がキャンプメーカーのロゴスと包括提携し「山荘しらさ」をリニューアルオープンしましたね。
桂浜荘に宿泊経験があるので少しだけ
桂浜ドットコムの中の人も2020年夏に宿泊しました。
上記投稿でも気になったネガティブなことを少しだけ書いていますが、ネガティブな事を書いた理由は少しでも改善してもらいたかったからです。
桂浜公園の黒松について
上の写真は桂浜荘(最上階)5階の展望デッキからの眺望です。一応、桂浜の本浜を見下ろす様になっていて眺めは良いのですが…気が付きますか?ここに気付く人は少ないと思うので一言!
桂浜マニア(笑)として一言云わせてもらうと、桂浜公園内の黒松の剪定は急務だと思います。
だって、桂浜の本浜が少し見えるだけで、龍馬像も龍王岬及び赤い祠も育ち過ぎた黒松に隠れて見えませんから。
洋上から観光船で桂浜を眺めるツアーもありますが、龍馬さんってちゃんと全身が見えているのでしょうか?
最後に
老舗料理旅館の伊勢海老料理 冨久美味(ふくみみ)さんが2018年に閉店されて、桂浜から徒歩圏内の宿泊施設が民宿1施設となります。国民宿舎 桂浜荘のリニューアル開館が早期に実現するよう願いまして締めくくりたいと思います。
桂浜荘を含め桂浜近くでご宿泊を予定されている方は、メニューバーにもある「泊る」をご覧ください。
桂浜荘の指定管理者VS高知市のバトルから、高知市長VS市議会のバトルになりました。
と、言うのも休館は市長の専決処分(議会にかける案件であるにも関わらず決裁すること)にて決定された為、議会を通さず勝手に決めるとは議会軽視と反発されたとのこと。
ただ、6月の定例会にて賛成18、反対13で承認されました。4月~9月までは委託方式に変更し1億1千万円を補填する様です。
取りあえず、これにて桂浜荘の9月末の休館が(ほぼ)確定されました。