高知県日高村の猿田洞窟って?
日高村指定の文化財(1960(昭和35)年~)で、猿田石灰洞(さるたせっかいどう)と呼ぶみたいです。忍者・日下茂平の修行の地としての伝承や、2万年前に棲息した有蹄類の一種「赤鹿」の骨なども発見されている場所です。
ですので、入洞する場合は洞窟内を傷つけない。物を残さない。などは厳守したいですね。
全体は1,442mで、観光用に開放されているコースは通常コースで150m程の様です。
猿田洞窟に入るには日高村教育委員会に電話します
龍河洞は観光洞なので有料ですが、猿田洞は(自己責任が原則です)無料で開放されています。
入洞は2名以上となっていて、1名での入洞は禁止されています。
日高村教育委員会で入洞の許可が必要です。電話で構いません。まずは、日時を告げて入洞の許可を得ます。
当日は、許可を得た日高村教育委員会に入洞前と後に改めて電話します。
休日は宿直人が対応してくれます。実際、私たちも土曜日(10:00)に入洞しましたが電話は直ぐにつながりました。
日高村教育委員会の電話番号は、
0889-24-5115 です。
この投稿の最後に、日高村教育委員会の公式サイトをリンクしておきますので、最新の連絡先は公式サイトでご確認ください。
高知でもそれ程メジャーなスポットでもありませんが、洞窟内で他のグループと重なりたくないですよね。前後の予約状況などもついでに聞けば良いでしょう。
ガイドは必須ではありません。洞内はロープが道順となっているので、ロープを辿って進むだけです。
お子様やご高齢の方は入洞できるの?
この投稿のタイトルにも書きましたが、私たちは元ヤングです。笑)
中・高時代の同級生、男性2名・女性2名で入洞しましたが、それなりな場所です。「明日ぜったい筋肉痛(厳密にはその翌日かなwww)になるでねぇ~!?」って会話も普通にでてました。中高年の方は、数日前から体はほぐしておきましょう。笑)
穴のある箇所には梯子がありますが踏み外すと数メートル落下する場所も、上る梯子は5メーター以上ある場所もあります。
ですので小学生未満のお子様や、膝腰、体力に自信が無い方、ご高齢の方にはおススメしません。
猿田洞窟に入る時の装備はどうする?
- ヘルメットと手袋(軍手など)を着用すること
- 懐中電灯を持参すること
- 滑りにくい靴、動きやすく汚れても構わない服装で
と、公式サイトには記載があります。ちょっと補足します。
ヘルメットは絶対に必要です。何度も(x2)頭をぶつけます。
懐中電灯はヘルメットに装着できるタイプが良いです。梯子を上ったりするので、手に持つタイプはおススメしません。少人数なら念の為に予備も持ってた方が良いでしょうね。※洞窟内には明かりは一切ありません。
服はハッキリ言ってかなり汚れます。11月下旬でしたが洞窟内は寒いと言うより蒸し暑かったです。ぬかるんでますし濡れて滑ります。
靴よりは長靴をおススメします。手袋(軍手)、汚れて良い服。狭い箇所もあるのでリュックを背負っての入洞はヤメた方が良いです。
最近のスマホは高性能なので、(自転車のLEDライトをヘルメットにガムテで貼って)フラッシュ無しで撮影しましたが十分でした。
ロープがありますが道案内的な細い物なので、手綱として使わないで下さい。と、注意書きがありました。
洞窟の入り口には、階段で降りれる用水路もあるので汚れた手袋や長靴などは洗い流せます。
猿田洞の洞窟内の様子です
水が溜まっていますがキレイです。
梯子は錆びていますが安全です。
梯子は固定されていますが動くのもあるので注意してください。
立って歩ける場所や、中腰で行く場所、這いつくばって行く場所、くぐり抜けて登る階段など様々です。
野生のコウモリも普通に見ることができます。
危険健脚コースについて
解放されている洞窟コースの後半では「危険健脚コース」と「通常コース」に分かれます。
ここまで来たら「危険健脚コース」(プラス80m)を選択してください。コース名にビビりますが、これまで来た洞窟の状態とそれ程変わりません。
敢えて命名するなら「お楽しみ延長コース」って感じでしょうか。※通常コースを迂回して終盤に合流するコースです。
コースは延長されますが、それでも私たちの全体の所要時間(洞窟に入ってから出るまで)で、45分でした。
通常コースは40分とされていますが、もっと早いと思います。通常コースだと物足りないかも知れません。(個人の感想ですw)
猿田洞の洞窟内の案内です。コース順番に、行き止まり、洞窟50m地点、洞窟75m地点、洞窟100m地点、危険健脚コース分岐がありました。
猿田洞の出口
猿田洞の入り口の写真は既にブログでも散見されますが、出口については余り写真がありません。
上記写真の場所から右手方面に10m位行った場所に展望所の様な場所があります。紅葉に色づく日高村沖名の里山の様子です。
写真真下が入り口付近です。こうやって見ると随分と洞窟内を上ってきたんだと実感できます。洞窟内はほとんどが上りです。
山は洞窟を形成した、石灰岩がむき出しになっています。
猿田洞窟の場所
高知市中心部(はりまや橋)からでも、30分~40分で到着できる近場です。上の写真の看板が直近の目印です。
右折するとすぐに猿田洞入り口が見えます。
駐車場とトイレ事情
猿田洞入り口の前には、日高村産業郷土資料館があります。簡易な展示場です。大体の洞窟の様子(地図)も掲載されています。
猿田洞の駐車場は、この施設の隣接する駐車場になります。週末でも満車になることは無いと思いますが、なるべく乗り合わせて行くべきでしょうね。ここには、トイレもあります。道路脇には自販機もあります。
県外観光客の方へ
日高村は高知でも有数のトマトの産地です。道中は「オムライス街道」と称して地元トマトを使ったオムライスを提供する喫茶店などが十店舗程あります。食事は是非オムライスをど〜ぞ。
日高村観光協会さんが、ガイド及び入洞用具のレンタルもしています。トップページにリンクしておきますので「体験コース」メニューから探してください。
入洞に関する電話先です。日高村教育委員会