ハンモックスタンドの自作前に
自宅を建てた際に小さな庭に2x6材(ウェスタンレッドシーダ)で8畳余りのウッドデッキを(D.I.Y.)作りました。その後に朽ち果ててたので2代目としてウリン(別名アイアンウッド)で今度は、9畳余りのウッドデッキを(D.I.Y.)作りました。
ですので、木工用の工具はそれなりに持っています。ただ、それほど特殊な方法でハンモックスタンドを作る訳でも無いので2x4材を購入する大型ホームセンターでカットや穴あけ加工はできると思います。
「ハンモックスタンド 2x4」で画像検索すると色々と施工例が出てきますね。便利な世の中になったものです。
ここでは便宜上、ハンモックスタンドのパーツを、ベース材(x1)、支柱材(x2)、支柱補強材(2×2)、脚材(x2)と呼ぶことにします。
ベース材や支柱材(または支柱材を支える材)を2重にすると強度は増しますが、キャンプなどに持ち出す時には重そうだし大変そう。・・・だと思うものもありました。
- 車で持ち運べる様にボルトで分解できること
- 最小限の材にすること
- 加工がシンプルであること
- 無茶な使い方をしない想定であること
- 設置場所はなるべく平らな場所であること
※ベース部の仕上がりが2mを少し超えますがミニバンなのでそのまま入ります。荷室に余裕が無い場合はベース材を中央で切断して継ぎ合わせて使う様に加工すれば良いと思います。5本の2x4材で余裕ですが、ボルトは追加で4本は必要になりますね。
2x4材でハンモックスタンドを自作
単管で作成することも考えましたが、なんだかキャンプ場に似合いそうに無い(笑)ので2x4材にしました。硬質木材(イペ、ウリン等)などで作ると一生モノになるハズですけど、少量で通販だと送料が割高になってしまうので断念しました(泣)
ハンモックスタンドの製作前に絶対に考えないといけない事は、ハンモックを吊るす幅と人が乗った時の地上高を確保することですね。
今回、使ったハンモックのサイズは、270cm x 140cm(耐荷重400Kg)の以下のハンモックです。
ハンモックスタンドの作成手順
- 図面に従いそれぞれの材をカットする
- 材の角をカットしコーナー部を丸くしておく
- 支柱材に穴を空けハンモックを吊るす丸環ボルトを通す
- ベース材を支柱補強材で挟み木工ボンドで留めクランプで放置する(注1)
- ベース材(+支柱補強材)と脚材に切り込みを入れ(注2)ボルト穴を開ける
- 4で作成したベース部に支柱材を差し込んで3箇所に穴を開けボルトを差し込む
- 5で作成したベース部と脚材を組みボルトを通す
- ハンモックを吊り下げて試し乗りしてみる
- 一旦、ボルトを外してペイントする
(注1)支柱材がグラつかないように隙間を開けること肝心です。接着時は支柱材は外しておきましょう。
(注2)電動ノコの歯を30mm出して何度も切れば良いです。
2x4材とボルトのお値段
地元のホームセンターで部材を購入しました。合計で、¥3,646円(税込)でした。
材料 | 数 | 値段(単価) |
---|---|---|
2x4(6ft) | 5 | ¥2,090(418) |
ボルト12mX140mm | 8 | ¥392(49) |
Z角座金(角ワッシャー) | 16 | ¥704(44) |
丸環ボルト10mmX150mm | 2 | ¥460(230) |
2x4材のカットとハンモックスタンドの図面
使った2x4材は(安価に売られているSPF)6フィート材(5本)です。カットしたサイズを図面化してみました。(上の写真)
6フィート材から左右20cm(60°)にカットした際の吊り下げ幅のサイズがハンモックを吊るしたサイズに一致したのでそのまま使えました。
このベース材のサイズはハンモックのサイズに左右されると思うので適宜サイズ調整してカットしてください。
脚材の部分の切り込み
ベース材と脚材をそれぞれ30mm切り込みを入れました。ヨコ転倒防止の為にセンターに1本ボルトを入れています。ボルトは下から上に挿していますが、底面にボルトの山が出ないよう27mmドリルでボルトの山分だけ太穴を空けて加工しています。
脚材の位置は、ベース材の端から50mmとしました。目視で良さげな場所を決めたダケです。以下、ボルトの位置も同じです。
ボルト位置について
支柱を支えるボルト位置は、ベース材の端より、120mm、215mm、310mmとしました。
ハンモックを吊り下げるボルト位置は、先端より45mmとしました。
端の角取り
支柱材をベース材に差し込んだ時に、敢えて支柱材が下に突き出るようにしました。理由は少しでも強度が増すのかな?安定するかな?と思った為です。
上記の図面がそのイメージですが、この様にしてしまうと斜めに挿した支柱材の角が脚材の高さより出てしまいます。なので、20mmで角取りしました。
ついでに、このサイズで各所も角取りしました。
ハンモックスタンドを作成した工具など
10mmドリルは、ボルト経が12mmで揃わかなった為です。27mmのドリルは脚材のボルト頭が出ないようにする為に使用しました。
ある程度垂直にドリルを入れるためには、ドリルガイドも必要です。ホームセンターには(多分)ドリル旋盤があると思うのでそっちを使えば良いでしょう。
ベース材と支柱補強材を張り合わせするために木工用ボンドも使いました。なのでボルト留めしますが、ここは外れません。木工ボンドの替わりにコーススレッドを数本打ち込んでも良いと思います。
支柱材をベース部の穴に差し込む際に、かなりキツかったので、電動サンダーで支柱材を少しだけ削りました。電動サンダーは、その他のコーナー部分でも使って丸みをつけています。
ハンモックスタンドは、写真にあるオイルステインを使いました。これは、別途で使ったものの余りです。雨ざらしにする訳でもなりので屋内用塗料です。※カラーが異なります
裏桂浜で記念撮影
桂浜の特記サイトですが雑記ブログ化しているので(笑)、通称、裏桂浜(桂浜西浜)に「わざわざ」持っていって龍王岬と完成記念の写真撮影をしました。