桂浜灯台前のビュースポット
高知県で灯台と言えば足摺宇和海国立公園の「足摺岬灯台」、そして室戸阿南海岸国定公園の「室戸岬灯台」が有名です。どちらも高知県有数の観光名所となっていて、色々なパンフレットでも紹介されています。
ですが、高知県中央の高知市桂浜公園内にも、実はそれなりに立派(笑)な灯台があるんです。
残念ながら、高知市民でも余り知らないのかも知れません。笑)
そんな、ちょっとマイナーな高知灯台前に高知市が整備した、展望台エリアが2023年に12月3日より一般公開されました。地元紙によると整備費用は、5,000万円とのことです。
高知灯台前の展望台スポット全貌
早朝に撮影しました。子鳥のさえずりが賑やかなのはご愛嬌です。木製風のちょっと中途半端な高さの展望デッキも設けられています。
灯台前なので場所柄、高くはできなかったんでしょうね。眺望的にはこの動画以上でも以下でも無いと思います。桂浜は少し見えますが龍王岬は見えませんし、水平線はところどころに残した木々に隠れてしまってます。
高知灯台前の展望スポットの場所
ざっくり言えば、龍王宮(赤い祠)のある龍王岬の山手側です。整備する前ですが、以下の空撮なら一目瞭然だと思います。
正直に言うと、なぜココに中途半端な高さの、それほど絶景でも無い展望所をわざわざ整備したのでしょう?色々と「もやる」案件です。(笑)
桂浜灯台前展望スポットに行くには?
桂浜公園内には、桂浜の本浜から山手側に通じる小さな遊歩道(小径)が3箇所整備されています。どのルートでも行くことができます。
一番の近道は桂浜水族館のバックヤードから続く「うつぎの小径」ですが、先日整備されキレイになった「椿の小径」が良いでしょう。桂浜と書かれた三日月石のある場所から行くことができます。
急な階段が続きますが「野路菊の小径」からでも行くことができます。
※3つの小径がどの様なルートなのかは、上記のリンクで詳細に説明しています。
椿の小径は、バス停の龍馬記念館前に出ます。そこから車道を少し下った場所が入り口になっています。以下の場所です。
うつぎの小径、野路菊の小径は高知灯台に直接到着します。
余談
この整備された場所とその直下の場所は住居跡です。実は、高知灯台がまだ自動化される前には灯台守の住居がありました。
余り情報はありませんが、「桂濱閣」と言う料亭のような立派な建物もありました。灯台付近に着目して下さい。
それと、桂浜の本浜側にお土産店が立ち並ぶ昭和の中旬までは、今の規模とは大違いの初代、2代目の大展望台が桂浜にはありました。そんな過去を知っているので、今回の展望台は、ガッカリに思ってしまうのかも知れません。
過去の桂浜の展望台について、ちょっと掘り下げて記事化していますので興味のある方は、以下を御覧ください。