龍馬に大接近(秋)が開催されています!

桂浜の五色の石について詳しく知りたかったので佐川地質館に行って色々聞いてきました

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桂浜の五色の石と佐川地質館

佐川地質館と桂浜の五色の石(エントランス)

佐川地質館へ行った理由

先日、桂浜の夫婦岩の事を「Facebookの”高知が好き”」グループに投稿した際に、佐川の地質館には桂浜の五色の石の事について展示されているし地質館の職員さんが詳しい情報を持っているような事をコメントされている方がいました。

ん?なら、佐川地質館へ行かんといかんZEYO!?

と、ずっと温めていたのですが、1人で行くのもアレなので試験前で部活が休みになった反抗期真っ盛りの子供を、わずかな同行代と日高村のオムライス街道で美味いオムライスを奢ることを条件に一本釣りして佐川町へと車を走らせました。

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佐川地質館あった桂浜の五色の石

佐川地質館の観覧料は、大人300円、小学生~高校生まで100円となっていて、とってもリーズナブルです。

開館時間は、9:00am ~ 5:00pm(4:30pmまでの入館)です。月曜休館。

動くチラノザウルス(説明板のまま)がお出迎えしてくれました。”チラノ”とは暴君との意味だとありました。

佐川地質館と桂浜の五色の石(チラノザウルス)

入館料を支払う際に、桂浜の五色の石について詳しくお聞きしたい旨をおばちゃんに伝えました。

説明の担当の方は外出中だったようで、少しして戻って来られて話を伺う事ができました。

四国の断層って言うか地層は下の地図の様に横に走っているのは高校生までに習いますが、すっかり忘れていたし、とても詳しく話をしていただきました。

佐川地質館と桂浜の五色の石(四国の地質2)

高知市周辺は沈下し、足摺岬と室戸岬は隆起していると説明がありました。

実はこの日の数日前に高知工科大学でドローンとGPSについて(無料)講習会があったので行ったのですが、GPSの精度補正のために利用する各地に設設置された機械によると、毎年2.5cm四国は縮んでいるとのことでした。・・・が、大地震によってズルっと元に戻るとのことです。怖;)

この担当の方が言うには、仁淀川と物部川の上流域はほぼ同じチャート地質になっているので、仁淀川と物部川から流れた石が、桂浜の五色の石になっているとのことでした。

でも、黒潮は西から東に流れているのでやっぱり西に位置する仁淀川の方の石では?って質問したのですが、逆巻き流れは必ずあるハズとのことでした。

確かに・・・。と、その時は納得したのですが・・・、

展示品には思いっきり、仁淀川の石だと書かれていましたね。あはは。

佐川地質館と桂浜の五色の石(手結メランジュ)

「手結メランジュ」の層状チャート
1億3000年前から1億2000年前にかけて、赤道付近の深海に堆積した放散虫(プランクトン)遺骸の固結した生物起源の岩石。

月の名所・桂浜の「五色の石」は、仁淀川流域に分布する秩父帯のチャートや、山波川帯の結晶片岩に起源をもつれきが多いので色とりどりで美しい。桂浜の「五色石」のほとんどが仁淀川からもたらされたものであることが分かります。(流水展示台参照)。

メランジュはフランス語で混合との意味。「手結(てい)メランジュ」はプレート論を世界で初めて陸上で検証できた有名な場所です。ブラタモリ(高知編)でも訪問して放送されていました。
佐川地質館と桂浜の五色の石(桂浜の石)1
佐川地質館と桂浜の五色の石(桂浜の石)2

ちなみに全く地質の異なる四万十川流域は泥岩が多いためカラフルな石は殆ど無いとのことでした。(以下が流水展示ですが、この時はモーターが壊れていて流れていませんでした)

佐川地質館と桂浜の五色の石(四国の代表的な川の石)

  • 左上:仁淀川(秩父帯)
  • 右上:吉野川(三波川帯)
  • 下:四万十川(四万十帯)

それと、やはり現在は仁淀川流域にはダムが数々出来てしまったし、浦戸湾河口には大きな堤防ができたので、今ではすっかりその流れも変わってしまっているでしょうね。とも、話されていました。

ちなみに、宇佐の横波の竜地区にある「五色の浜」は、あの一体がそもそもチャート層なので、特に仁淀川から流されてきた石でもなく元々カラフルな石があるとのことでした。下の写真では丁度その辺りが紫色で塗り分けられています。

佐川地質館と桂浜の五色の石(四国の地質1)

(参考)高知インター付近の化石

下の写真の殆どは、高知インターの造成中に発見された化石のようです。こんな化石があんな場所で発見されていたんですね。

佐川地質館と桂浜の五色の石(高知インター付近の化石)

佐川には色々な地質が地表にある珍しい場所のようですが、恐竜の化石が出ていないのが悔しいとのことでした。

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佐川地質館の場所

桂浜から佐川町の地質館までは、一般道を利用して約50~60分です。動くチラノザウルスは迫力がありますよ。お子様連れの方は是非訪問してみてください。

※余計なお世話ですが佐川町のホームページはダメダメですね。色々とケッコー残念すぎます。

館内入口には写真撮影しないように書かれていましたが、受付のおばちゃんは大丈夫と言ったので掲載しています。

日高村のオムライス街道のオムライス

高知市から佐川地質館までの道中には日高村があって、シュガートマト(高糖度トマト)の産地です。地域おこし(?)でそれらのトマトを使ったオムライスを提供する店が点在しており、オムライス街道と呼んでいます。これは、日高村の道の駅で食べたものです。ソースはデミグラスソースとケチャップが選択できましたが、もちろんケチャップで食べました。味噌汁付き(800円)

日高村のオムライス街道のオムライス(道の駅)1
日高村のオムライス街道のオムライス(道の駅)2
この記事を書いた人
taniYoka

桂浜から車で8分ばぁが自宅の高知市民です。高知の観光名所でありながら(地元目線で)桂浜について解説したサイトが少ないので勝手に色々書いてます。

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